2022.08

　こんにちは、西ゆり子です。暑い、暑いと言っているうちに、暦の上ではもうすぐ９月。ショップの店頭には、すでに秋物がスタンバイしています。おしゃれに敏感な方は、「そろそろ秋の服をチェックしに行こう」と思う時期。そこで、今回は、「着る学校」の生徒のみなさんに、今年の秋冬のトレンドを、いち早く、お知らせしましょう。　流行はとかく「色」や「アイテム」ばかりが語られがちですが、私たちスタイリストが特に注目するのは「スタイル」や「バランス」です。デザイン的には、春夏から引き続き、クロップド丈のトップスが主流です。ニットやブラウス、セーターも、おヘソのあたりまでの短めの丈。このクロップド丈、意外に着こなすのが難しいかもしれません。着こなし方のコツ...

河毛 俊作（以下、河毛）：男の世界では、流行はつまるところサイズ感だと思います。メンズの場合、特に最近は、「この形が圧倒的に流行」ということは起きないし、たとえばダッフルコート、ピーコート、トレンチコートなんかは常にあるじゃないですか。シーズンによってどれかが強めにフィーチャーされても、他が消え去ることはない。逆に言うと、これさえ着ていれば安心、というアイテムはないともいえるけど。西 ゆり子（以下、西）：そうですね。たとえばピーコートは毎年どこかが出していて、ゆったりめのこともあればタイトシェイプのこともある。河毛：つまるところルーズかタイトの２つかしかない。ただ、メンズの場合、永遠にその中間にジャストサイズというのが存在する。それ...

　こんにちは、西ゆり子です。猛暑が続き、夏バテしてはいませんか？　お仕事が夏休みの方もいるでしょう。今月は、私も夫の実家で畑や庭仕事にいそしみながら、しばしスローライフを楽しんでいます。　さて、前回に引き続き、「流行」の話です。流行の色やデザインの服にチャレンジするとき、「どんなふうに取り入れたら、抵抗なく着られますか？」と、私のレッスンを受けている生徒さんたちからもよく聞かれます。無難なのは、時計や靴、アクセサリーといった小物から、流行のアイテムを取り入れること。着ている服がいつもと同じでも、旬の小物を身に着けるだけで、“いまどきの人”に見えるのが流行のパワー。詳細は「見るレッスン・インスタライブ」でもお伝えしていますのでご覧くだ...

　30代までは、ハイブランドの最新モードを追いかけることに一生懸命な時期もありました。その頃は毎月何冊ものファッション誌を熟読し、毎シーズンワードローブが激変していました。でも最近は、気づいたらトレンドに100％合わせたり、いわゆる女性誌をそのまま参考にすることはほとんどなくなり、「好き」「素敵」と思える実在の人の影響を受けることが増えました。　たとえば西さんのセレクトや言葉にはいつも刺激をいただいていますし、pinterestやインスタグラムで「新鮮で素敵」と感じたものを直接でなくてもどこかで取り入れたり。よく見ているのはオリビア・パレルモ（OliviaPalermo）ですね。セレブリティですが日本人にも無理がない感じのきれいめな...

　こんにちは、西ゆり子です。今年の夏は本当に暑い…。これだけ暑い日が続くと、おしゃれをするにもイマイチ気合が入らない。さすがの私も、「服を着るのもめんどくさい」と、思うときもあるほどです。でも、どんなに暑くても寒くても、服を着ない日はありません！どうせ着るからには、いい加減に着るではなく、好きな服を着て気分を上げて、楽しく一日を過ごしましょう！　そして、どんな時も私たちの気分を一瞬でワクワクさせてくれるもの、それが「流行」です。ファッションの世界は常に季節を先取りですから、ハイブランドブティックではすでに秋冬ファッションが飾られていますし、8月末には多くのアパレルショップで秋冬アイテムが並べられることでしょう。そんな先々に備えて、今...