#M010 センスの土台は変えられない。でもできることはある。西 ゆり子(以下、西):今さら私が言うのもなんですけれど、河毛さんはまさに「格好いい大人」だと思うんです。でも、ご自分でオレってカッコいいとか悪いとか思ったことないでしょう。河毛俊作(以下、河毛):それどころか、「格好いい」という道は自分にはない前提で生きてますよ。だって、無理だよ。石原裕次郎やアラン・ドロンや長嶋茂雄を知っていたら、自分がそうはなれないとわかっているから。それに、僕はどの年代でも自分の年齢が中途半端に思えて仕方なかった。十代の半ばは大人になり切れてないし、二十歳になれば、二十五になれば何かが変わる?……と思っても、若者なんだかオッサンなんだかはっきりしない。同じように30代40代……ときてしまった。今、70になって...2023.03.27 03:00(2022)男の服と、いい時間
#S022 継続は力なり!カッコいいに磨きをかけよう こんにちは、西ゆり子です。今月は、昨年の6月からスタートした『着る学校』基礎編レッスンの最終回。これまで学んだ服の「バランス」「色」「素材」などの知識を活かして、自分が目指す「カッコいい女性」になることがおしゃれの最終目標であるというお話をしています。 前回のスタイリングレッスンで、理想とする「カッコよさ」は人それぞれとお伝えしました。つまり、万人に共通の「カッコいい着こなし」というものは存在せず、100人いれば100通りの「カッコいい着こなし」があるというわけです。「この通りに着れば間違いない」と、全員に共通するお手本はありません。だからこそ、この10回で学んだ「バランス」「色」「素材」といった基礎知識をしっかり身に着けて、自分...2023.03.20 03:00(2022)スタイリング通信
#F010 素敵へのカギは、半歩踏み出す勇気 昨年6月に「着る学校」がスタートし、私もアシスタントとして西さんの教えや生徒さんたちの生の声にふれるなかで、気づきや学びがいくつもありました。生徒さんたちの肉声やアンケートでは、こんなフレーズにちょくちょく出会います。♬周りからお洒落に見られたいけど、何を着たら良いのかわからない……。♬服を選ぶのが毎日辛い。♬ダサいと思われたくない。 多くの方は周囲の目線が気になっていて、他の人から素敵だと見られたい、でもその一方で目立つファッションへの抵抗も強め。もしかしたら学校時代の制服のような、溶け込むファッションの影響もあるかもしれませんね。私も以前は無難なベーシックカラーに偏りがちで、差し色といってもせいぜいカーキやブルーグレーどまり。...2023.03.13 03:00(2022)ファッションオタク部
#S021 いくつになっても、目指せ!カッコいい女 こんにちは、西ゆり子です。まだまだ寒い日はありますが、3月になったら、風も光もすっかり春めいてきましたね。そして、3月と言えば年度末。職場で配置換えがあったり、お子さんが社会人になったりなど、4月からの新年度に向けて、ご自分をとりまく環境に新たな変化を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 昨年の6月からスタートした『着る学校』も、今月のレッスンで「基礎編」がひと区切りを迎えます。「バランス」「色」「素材」「流行」など、これまで10回に渡って、私がお伝えしてきたことは、服を着る上で知っておいていただきたい基本中の基本。家に例えるなら、建築の土台となる部分です。この部分がしっかりしていないと、いくら素敵なデザインの家を建て...2023.03.06 03:00(2022)スタイリング通信