#S021 いくつになっても、目指せ!カッコいい女


 こんにちは、西ゆり子です。まだまだ寒い日はありますが、3月になったら、風も光もすっかり春めいてきましたね。そして、3月と言えば年度末。職場で配置換えがあったり、お子さんが社会人になったりなど、4月からの新年度に向けて、ご自分をとりまく環境に新たな変化を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 昨年の6月からスタートした『着る学校』も、今月のレッスンで「基礎編」がひと区切りを迎えます。「バランス」「色」「素材」「流行」など、これまで10回に渡って、私がお伝えしてきたことは、服を着る上で知っておいていただきたい基本中の基本。家に例えるなら、建築の土台となる部分です。この部分がしっかりしていないと、いくら素敵なデザインの家を建てても、ちょっとした風が吹いただけでたちまちグラグラしてしまいます。4月からスタートする新学期ではますますパワーアップしたレッスンをお届けしていきますので、まずはこれまでの10回で学んだことを、しっかり復習しておきましょう。

 もうひとつ、節目となるこの時期に、「なぜ、自分はおしゃれをしたいのか」ということを、あらためて考えてみてください。あなたがおしゃれをしたいのは、いったい何のためですか? お友達とランチに行ったとき、「あら、素敵!」と、みんなから褒められたいから? トレンドの服を着て、「さすが、流行に敏感ね!」と、周囲の人から一目置かれたいから? もちろん、他人の目を意識するのは悪いことではありません。私だって、「今日の着こなし、素敵ですね」と言われたら、気分がグンと上がります。

 ですが、これまでのレッスンでもお伝えしたように、そもそも、おしゃれは自分自身のためにするものです。みなさんも、今よりもっとカッコいい自分になりたいから、この学校で様々な着こなしを学んでいるのだと思います。つまり、おしゃれな着こなしを学ぶ最終的なゴールは、服の力でもっとカッコいい自分にバージョンアップしていくためだと言えるのです。

 もちろん、「カッコいい」の定義は、人によって違います。いくつになってもバリバリ仕事ができる女性でいることがカッコいいと思う方もいれば、毎日穏やかにニコニコ笑って暮らす女性がカッコいいと思う方もいるでしょう。私の場合で言えば、「集団に埋没しない」「いくつになっても前に進み続ける」生き方がカッコいいと思っています。そして、自分がイメージしている「カッコいい」を具体的に表現してくれるのが服なのです。言い換えれば、服の力が後押ししてくれて、私が理想とする「カッコいい女性」に近づけているというわけです。

 大切なのは、いくつになっても「カッコいい」を諦めないこと。みなさんも、服を着るときに、今よりも少しだけ「カッコいい自分」を目指してみましょう。センスの良しあしに関わらず、高価なブランドものやトレンドの服を着ているかどうかに関わらず、最もカッコいいのは、着ている服にその人の生き方が反映されていること。いくらファッション雑誌から抜け出たようなハイセンスな着こなしをしても、中身が空っぽだったら、ちっともおしゃれには見えません。新年度を迎える前に、今一度、自分が理想とする生き方をイメージしてみましょう。その姿がはっきりすれば、あなたの着こなしはもっとカッコよくなるはずです。

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000