#S024 質問にお答えします!【アクセサリーや小物篇】


 こんにちは、西ゆり子です。今月は「基礎編レッスン」の復習も兼ねて、おしゃれに関するみなさんからの質問にお答えしています。今週は「アクセサリーや小物」に関する質問と、日々の着こなしに関して気になる疑問や悩みについてお答えしていきましょう。


Q ベレー帽をかぶってお出かけしたとき、室内では脱がなくていいのでしょうか?

A 脱がなくて構いません。基本的に、ペプラム(ツバ)がないタイプの帽子は室内でもかぶったままでOKです。


Q ブローチは、胸の左右、どちら側につければいいのでしょうか?

A 正式なのは左側です。昔から決まっている習慣で、勲章や社章をつけるのもすべて左側。ただ、「本来は左」という基本さえ知っていれば、右でも真ん中でも、どこでも好きな場所につけて構いません。基本をきちんと知った上で、自由におしゃれを楽しみましょう。


Q 顔の形や大きさと、似合うイヤリングのバランスはありますか?

A 私が芸能人の方のスタイリングをするときは、顔の大きい方には垂れ下がるタイプのイヤリングを選ぶようにしています。大きい顔に、これまた大きなイヤリングをつけてしまうと、インパクトが強くなりすぎてしまうので。その点、垂れ下がるタイプなら、大き目のタイプでもスッキリ見えます。反対に、顔が小さい方の場合は、あまり大きなイヤリングをつけるとアンバランスに見えるので、ご自分の顔とマッチした小ぶりのイヤリングを選んだほうがいいでしょう。


Q 自分の顔に似合うサングラスの選び方がわかりません。何を基準にしたらいいのでしょうか?

A メガネの場合も同様ですが、自分の顔の幅とサングラスのフレームの横幅がぴったり合っているものが似合います。顔の幅よりフレームが大きすぎても小さすぎても、アンバランスに見えてしまいます。フレームの形は丸型でも四角いデザインでも、お好きなタイプで構いません。似合う形のサングラスやメガネに出会う機会は少ないので、「これぞ!」というものに出会ったら、即決で購入することをおすすめします。


Q カーディガンやブラウスの内側のサイドについている、ブランド名や素材が記載されているタグが気になります。薄い生地だと透けて見えてしまうので、切り取って着たほうがいいのでしょうか?

A 私は、素材表示のタグは切り取りません。シルクなのかレーヨンなのか、素材がわからなくなると、お洗濯するときに不便ですし、クリーニングに出すときにも困るでしょう。じゃあ、どうしているかと言えば、外側から目立たないようにクルクルッと細く丸めて、カーディガンやブラウスの内側に両面テープでとめています。両面テープなら、いつでも簡単にはずせるので、お洗濯をするときにも素材表示を確認できるので便利です。

  反対に、コートやジャケットの左袖の先端についている「ウール100%」「カシミヤ100%」などのタグは必ずとらねばなりません。近頃は、このタグをつけたまま着ている若い人が多いようですが、そもそもこのタグはメンズのテーラーの習慣で、店内のポールにかかっているジャケットやコートの素材が一目でわかるように袖先につけられたもの。しっかり縫い付けてありますが、買ったら外すのが常識です。このタグをつけたまま着ているのは恥ずかしいということを、きちんと知っておきましょう。


Q 靴とバッグを同じ色(もしくは同系色)で合わせるのは古いコーディネートでしょうか?「まとまり感」が出るので、個人的には好きなのですが。

A ちっとも古くありません。むしろ、最もいいバランスだと思います。オートクチュールが全盛だった時代は、ドレスと同じ生地で靴を作ったり、バッグと靴の色を揃えるのがひとつの贅沢として行われていました。バッグと靴の色を合わせるのは正統派のコーディネートですから、自信を持って大丈夫です。


Q アニマル柄を品よく着こなすコツを教えてください。

A アニマル柄はどんなアイテムと合わせるかで、品のよしあしが決まります。ロイヤルブルーや赤などのカラフルな原色を合わせると、アクの強い印象になりますが、柄の中から一色を選んで、白、黒、茶色などのアイテムを合わせれば、品のいい着こなしに。アクセサリーもなるべく控えて、「ゴージャス」よりも「スポーティ」な雰囲気を演出したほうがさりげなく着こなせます。


Q コーディネートするときに、「合う素材」と「合わない素材」を知りたいです。たとえば、化繊のブラウスの上にウール100%のカーディガンを着てもいいのでしょうか?

A 化繊のブラウスの上に、ウールなどの天然素材のカーディガンを着るのはOKです。ジャケット代わりにはおるものですから、下に着る服と素材が合っていなくても大丈夫。コートの場合も同様です。ただ、化繊のブラウスに綿100%のスカートを組み合わせるのはNGです。トップスとボトムスの素材がバラバラだと、どうしても違和感のあるコーディネートになってしまいます。もう1度、「素材」の回を復習して、天然素材と化学繊維の組み合わせ方について学んでみましょう。


<素材についての回>

#S013 「素材を知らずにおしゃれは語れません」

#S014 「素材の特徴をいかして、おしゃれの幅を広げよう」


 みなさんからの質問を伺っていると、おしゃれを楽しむ上で気になっていることがこんなにもたくさんあるのだということに気づかされます。その悩みや疑問をひとつひとつ解消し、おしゃれの基本をお教えしていくのが『着る学校』です。些細なことでも、解決法や正解を知っているのと知らないのでは大違い。来週以降も、みなさんの質問に引き続きお答えしていきますので、楽しみにしてください。

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

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