仕事服はどうでもいいと思ってた。 勇気を出して好きな服を着たらすべてが変わった (Student And Fashion)


西 ゆり子(以下、西):
今日のゲストは5期生のあけみんさんです。初回レッスンの時は、事務などの堅いお仕事をしてきた人かな?でもどこか堂々としたところも垣間見えるし、この笑顔!みんな、つい応援したくなってしまうあけみんはレッスンを通してとても素敵に変身したと思います。

あけみん:
嬉しい……ありがとうございます!

西:
元々は編集者をしておられたんですって?

あけみん:
大学関係の専門誌の編集をしていましたが、体を壊して退職。〝やりがい″はいったん手放して、定時に終わる仕事に移りました。それから7年。仕事に行く自分は仮の姿、通勤着は制服と割り切って、体形が隠れて、汚れも目立たないグレー、ベージュなどのカットソーかブラウスに、歩きやすいガウチョ、4着の服をひたすら着回してました。旅行には荷物を減らしたいから捨てる服で行っていた。写真を撮ってもあまり見たくない……。

西:
そりゃテンション上がらないかもね。

あけみん:
でも、ゆりちゃん先生のご本の「服を変えれば、人生が変わる」という言葉、稲妻に打たれた気持ちでした。全然楽しめていない今の人生を変えたいと心から思いました。初回レッスンのために、好きなアイテムを1点撮影するという課題で、仕事服を撮ったら全然素敵じゃなくて(笑)、結局靴を撮影したほろ苦い思い出が。


写真投稿した靴


受講初期に投稿した写真


西:

ファッションサブスクの「アナザーアドレス」であけみんが豹柄を選んだ時は、おお!と思いつつ、そうか、大人し気な方だから、一度着てみたかったのかな、くらいに考えていたら、とんでもない。生き方を変えよう!ぐらいの強い思いで参加してくれていた。ポージングも決まってたし。すごく意志のある女性だとわかって嬉しくなった。逆に聞きたいのだけどレッスンどんな印象でしたか?


あけみん:
本当の学校のように基礎から理論もきちんと学べる一方で、一貫して「好きな服を着ればいいのよ」という肯定的な空気に満ちていて、私にもできるかも、ホントに着たい服を着ていいんだ、とすごく勇気づけられました。チャットでは、自分だけでなく、レッスン仲間が先生からもらっているアドバイスもためになりました。ゆりちゃん先生は大きな心で見守ってくださりながら絶妙なアドバイスをくださるし、理論的でとっても納得感のある授業の担任ユイ先生、事務局の方々もいつも笑顔で支えてくださって、大人になってから新しいことを学ぶ怖さがなかったです。


アナザーアドレスで借りた豹柄のブラウスでのコーデ


西:
仕事服の変化に職場の方は気づかれましたか?

あけみん:
めちゃめちゃ気づかれました。話したことなかった先輩が「ちょっと最近どうしたの?おしゃれ人間!」って声をかけてくれたんです。

西:
それはうれしい~。

あけみん:
意外に周りの人は洋服を見てるんだなと。サブスクのことも説明したら、「今日は借りた服? マックスマーラ、やっぱりいいわね」と話に花が咲いたり。最近は自前服もほめてもらえるようになったから、少しは見る目ができたかな、って。ちなみに〝制服″の4着はすべて捨てました。

西:
今日のブラウスもすごく似合ってる。どちらの?

あけみん:
サブスクで「lelill(レリル)」のものです。色々試して柄物が好きだと気が付いたんです。


西:
ご家族の反応はどうですか?

あけみん:
主人が喜んでますね。お洋服が届いて試着して、「これどう?」と聞くと「いいね」って。授業が終了してチャットでのコーデ投稿が一段落した時に「レンタルそろそろやめてもいいかしらね」と聞いてみたら「いや、やめたらすぐ元に戻るから、続けたほうがいいよ」って。やっぱり私がお洒落してるのが好きなのかなと思いました。主人も、Tシャツも靴も駄目になるまで使うタイプでしたが、最近ちゃんと新しいのを買ってきたりする。ユニクロですけど。

西:
素敵素敵。最高じゃないですか。おしゃれは伝染するのよね。それに服と仕事のモーチベーションってきっと関係ある。たとえば赤いセーターでオフィスに行ったら、ある種の緊張感みたいなものが生まれて、一歩前に出ようかなとか、メンタルに効果があると思う。黒や、灰色で「今日はこれでいいか」という選びをすると、それなりの一日になる。上がるよね、服だけで。

あけみん:
上がります。仕事で「私それやります」って手を挙げたり、次々に新しいチャレンジをするようになって。先日上司が「去年ぐらいから変わったよね。横並びに見えていたけど、今は自分がこれをやる人、という意志を感じる」と。社内のボランティアグループの活動も始めたんです。何か、着ることを通して自分という人間の輪郭がやっとくっきりしてきた。

西:
すごい!

あけみん:
子供たちも巣立って、自分の人生これからだという気がしています。今年は30年ぶりの海外旅行にも行くことが決まったし、「捨てる服」じゃなくて好きな服を来て、晴れやかに人生たのしもうと思います。


食わず嫌いだったブラウジングやウエストインなどのテクニックも、「誰も人のお腹なんか気にしない」というアドバイスで今では抵抗なくできるように。ぽんぽこりんだったお腹も、適度な緊張感のおかげでぽんぽこ、くらいにすっきりしました。ダイエット効果まで!

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

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