スタイリストがやっている着こなしテクニック、今月はマフラーの巻き方を紹介したいと思います。
最近はYoutubeやSNSなどでいろんな巻き方(それもすごく複雑!)が紹介されているので、どれがいいのか分からなくなったという方もいるかもしれませんが、マフラーは、飾りではないですからね。西校長の言葉ですが、まずは「寒い時に暖をプラスするもの」と思ってください。
そして、マフラーは、室内に入る時は取りますし、ホテルやレストランではコートと一緒にクロークに預けます。凝った結び方をしていては、解く仕草が美しくないですし、帰る時に同じように結ぶのも難しい。どのシーンを切り取っても、美しく見えることが大事ですからね。
複雑な結び方はしなくていいです。マフラーは、シンプルに巻くのが一番。基本をマスターしましょう。
① 最もシンプルな巻き方
マフラーを半分に折り、コートの下に左右の長さを揃えて首にかけるだけです。マフラーの柄が、おしゃれのアクセントになりますね。髪はすっきりまとめて。大人の余裕を感じさせる、一押しマフラースタイルです。
①アレンジ アクティブさをプラス
①の状態から左右どちらか一方を反対側の肩にかけます。動きが出るので、軽やかでアクティブな印象になりますね。首が短い人は、首元にスペースを作るように、緩めに巻いてみてください。苦しそうに見えなくなりますよ。
①アレンジ 華やかさをプラス
①の状態から前でマフラーを結び、結び目を肩に向けて上げます(動画あり)。結び目を小さくすると上手くできます。マフラーの見える面積が増えるので、より華やかになりますね。
② メンズ巻き
マフラーの長さを半分に折って首にかけ、片方の輪っかにもう片方を入れます。男性の最もポピュラーな巻き方ですが、女性もOK。フリンジが付いていたり、柄が可愛いマフラーを選ぶと、オジさんぽくならず、キュートな印象に仕上がります。
③ ぐるっと巻き
ストールを折って、マフラーのようにして使います。片方が長くなるよう首にかけ、ぐるっと一周巻きつけるだけ。左右の長さが同じになるように仕上げましょう。首元に緩めに巻いて、裾を広げるのがポイントです。楽しい気分になりますよ。
おまけ 真知子巻き
昭和に大流行した巻き方ですよね。昔やったことがある人もいるかもしれませんが、今の若い人たちには新鮮におしゃれに映るようで、今また注目を集めています。ぜひやってみてください。自然と手が動くはず(笑)。
おまけ 思いつきのフーディ巻き
撮影中に、西校長が急に思いついてやってみた巻き方です。ストールを肩にかけてコートを羽織り、襟周りからストールをフードに見えるように引き出します。若々しくフーディを着ているように見えませんか。けど、この巻き方は寒かったです(笑)。
こんなふうにシンプルでもいろんなことができますから、一枚のマフラー、ストールを存分に楽しんでみてください。
まずはやってみる!それが一番大事です。
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