スタイリストがやっている着こなしテクニック、第2回は、足首を見せてすっきりした印象を作るロールアップを紹介します。
ロールアップとは、長袖やパンツの裾(すそ)を巻き上げるというファッション用語。同じパンツでも、裾を巻き上げ、肌を見せる分量を増やすことで印象はずいぶん変わってきます。
では、さっそく違いを見てみましょう。
① フルレングスで履く
裾をロールアップせず、そのままの長さで履いています。大人世代に多い履き方です。
② ロールアップして履く
裾を二つ折りにしてロールアップしています。足首が出て、軽やかでアクティブな印象になりますね。特に暑い季節は肌が見えることで、すっきり涼やかに。全体のバランスが重く感じる時にも有効です。ロールアップの目安は、裾からくるぶしが少し見える程度、もしくは全部見えるまで巻き上げると良いでしょう。
③ 大胆にロールアップして履く
裾を大きく巻き上げて履いています。シンプルなコーデも、この裾の表情ひとつで「エッジの効いたスタイル」になります。
このように、同じ服でも裾の長さ、折り方で全く違った印象になることが分かりましたね。
今日からは、「ただそのまま履く」のではなく、姿見の前で、どれが一番美しく見えるかを考えながら、①②③を選ぶようにしてください。
ファッションのトータルバランスは、頭(髪型)から足先まで。必ず靴まで履いて、全身チェックして決めましょう。
どっちの裾がいいかなと迷ってしまったら…。着る学校流とっておきの方法を動画でお教えします。西校長が女優さんをスタイリングする時に実際にやっている方法です。
足元もサンダルに合わせたり、ソックスを履いてスニーカーにしたりと、いろんなアレンジを楽しみましょう。
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