スーツやジャケットに合うスニーカーは?


 こんにちは、西ゆり子です。おかげさまで、2022年にスタートした「着る学校」は6月で3年目となり、生徒数も6000人を超えました。これまで5回開催した「基礎コース」を受講してくださった生徒さんたちも100人近く。この2年間、おしゃれが楽しくなり、表情まで明るくなった女性たちをたくさん目の当たりにしました。あらためて、ファッションが私たちの人生(しかも一生!)に与えてくれる〝しあわせ効果″を実感し、学校を作ってよかったと思っています。みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

 読むレッスンでは、1年目はスタイリングの基礎知識について、2年目はアイテム別の着こなし方についてお伝えしてきました。そして、3年目の読むレッスン全体の大きなテーマは「やってみよう!」です。おしゃれは、料理やスポーツと同じで、練習を続けていかないと身に付かないものですから、知識を蓄えるだけでなく、できることからやってみてください。これまでの2年間で学んだことをベースに、ただ「選ぶ」「着る」だけではなく、自分自身の力で「着こなす」ことを、鏡の前でチャレンジしましょう。講師一同、着こなすための様々な方法を、全力でお伝えしていきます。やればやっただけ必ず上達しますので、どんどん実践してください。

 桐原先生のコラムでは、すぐに役立つ、コーディネートの具体的なテクニックをお伝えしていきます。「ファッションオタク部」のIKUEさんには、その日のコーディネートをいかに組み立てたのか、完成までの頭の中の思考回路を説明していただきますので、ぜひ参考にしてください。そして、私のコラムではみなさんからの質問を幅広く受け付けて、様々な悩みを解消し、「着る」ことをもっと楽しんでいただきたいと思います。細かなテクニックに関する質問でもいいですし、「着る」ことはイコール「生きる」ことですから、人生相談でも構いません。今、みなさんが知りたいことをどんどん質問してください

 3年目のもうひとつのテーマは「継続」です。このコラムを読んだときだけ、「基礎レッスン」に参加したときだけでなく、「着る学校」で学んだ知識やテクニックを、毎日の着こなしを考えるときにいつも生かし続けてほしいのです。なぜならば、おしゃれに「正解」はありません。今日はこのコーディネートがバッチリ!と思っても、明日はそのコーディネートがしっくりくるとは限りません。残念ながら、永遠の〝鉄板コーデ″はないのです。その日のお天気、自分の心境、髪型、肌のコンディションなどのすべてを鑑みて、その日に自分が着たい服を考える――この繰り返しを、ぜひ実践していただきたい。続けることは大変ですが、毎日のチャレンジが楽しくなったらしめたもの。今日の自分にぴったりのスタイリングができたときの悦びは想像以上です。そのために必要な基礎知識や様々なテクニックを、3年目の「着る学校」ではどんどんお伝えしていきます。これからも、私たちと一緒に「着る」ことをさらに楽しんでいきましょう!

では早速、今月の質問にお答えします。



今月のご質問



Q スーツやジャケットなど、仕事着に合わせられるスニーカーやラフな靴を教えてください。(キキさん)

 仕事の際に履くスニーカーは単色のものに限ります。最近は、オレンジ+グリーンなど多色使いのスニーカーも流行っていますが、ビジネスの場にはふさわしくありません。単色であれば、黒や白などのベーシックカラーでなくてもOKです。グレーのスーツにブルーのスニーカーもしっくりきますし、ベージュのスーツに赤いスニーカーも素敵です。

 ラフな靴の場合は、レースアップシューズやローファーなど、トラッドなデザインのものを選びましょう。バレリーナシューズのようなタイプは、歩きやすいかもしれませんが、仕事へのリスペクトが感じられないので不向きです。

 スニーカーにしてもレースアップシューズにしても、仕事の場ではソックスを履くことを忘れずに。とくに、ボトムスがスカートの場合は、素足にスニーカーを履いているように見えると、ラフになり過ぎて一緒に仕事をする方に失礼です。黒いスニーカーには黒かグレーのソックスなど、スーツか靴の色と同系色のシンプルなソックスを選べば仕事の場にふさわしい「きちんと感」が演出できます。

 スーツにスニーカーという組み合わせは、もともとニューヨークの働く女性たちの間から生まれたもの。人一倍、ハードなビジネスシーンで働くニューヨーカーだからこそ、最も歩きやすく、動きやすい靴を選んだわけですね。その前向きなマインドも忘れずに、職場でスニーカーを履くときは、背筋を伸ばし、胸を張って元気よく歩きましょう。下を向いてダラダラ歩いたら、スニーカーの魅力が台無しです! 実はこういうことがファッションにはすごく大切なんですよ。

Q 街である芸能人の方を見かけたのですが、単に「美しい」というのではなく、存在そのものが華やかでキラキラ輝いて見えました。こんなオーラを放つ女性になるには、どうしたらいいのでしょう?(万年青さん)

 芸能人は常に人に見られているので、「見られている」ということが自信につながり、一挙手一投足に注意を払って行動している。だから、注目されればされるほど、オーラも輝いてくるんですね。でも、それはあくまで芸能人の話です。一般人である私たちが「もっとオーラのある女性になりたい」と思うなら、今よりワンランク上の服を着ることが早道です。それも、大切な人に会ったり、大きな仕事がある特別な日にだけいい服を着るのではなく、毎日身に着ける普段着のクオリティを上げましょう。日頃、ファストファッションの服を着ている人がワンランクアップした服を身に着ければ、近所にお出かけするだけでも自分の姿に自信が持てて、堂々と胸を張って歩けるというもの。いいものを着ると背筋が伸びると言いますが、人は自然と「着ている服に似合う自分になろう」と背伸びするんです。服の力って、やっぱりすごいんです!

 「これでいいや」という服ではなく、「これがいい!」という服を着て毎日を過ごしていれば、自然と自信がついてきて、誰でもきらめくオーラをまとった女性になれると私が保証します。さあ、みなさんもやってみましょう!



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着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

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