#F019 寒い時期ならではの楽しみ ニットのレイヤードスタイル


 2月も中旬になりましたが、まだ底冷えのする日もありますね。最近、首まわりの冷えが風邪や体調不良に直結しやすくなった気がします。でもマフラーだとつい置き忘れたり、仕事中少し邪魔になったり。今シーズンは、そんなこともありハイネックやタートルネックのニットをほぼ2日に1回ヘビロテしています。

 実は首回りのチクチクや室内での暑苦しかった経験から、タートル系は「苦手科目」でした。それが変わったきっかけは、フィービー・ファイロ時代のセリーヌとの出会い。たとえば首回りや脇ラインなど体温が上がりやすいところがデザインでうまく薄手になっていて、それが首にフィルターがかかったようにキレイに見えるなど、一言で言えば女性の気持ちを本当によく汲み取ったデザインと着心地だったのです。その頃毎シーズンのように買い集めたニットは、今もスタメンとして大切に着ています。よく、歳を重ねた女性は体形変化でタートルが似合わない、Vネック推奨とも言われますが、必ずしも正解ではないと思います。ハイネックは首のしわや色ムラを上手に隠し、日焼けも防げて、若々しく見えます。そのためには、自分に似合っているか、一日着られる優しい素材か、脱ぎ着にストレスがないかなど、試着を必ずして、厳選したいですね。

 この冬の私のマイブームは、ニット×ニットのレイヤードスタイルです。西さんからニットonニットは難しい着こなしなので基本NGと聞いていたため、以前はニットアンサンブルを買ったら素直にそのまま着ていたのですが、今年は高等テクニックへの〝創意工夫″に目覚め、自分ならではの着こなしに挑戦、鏡の前で単品ニット同士を合わせて意外な化学反応を楽しんでいます。なかでもお気に入りは薄手のハイネックの上にクルーネックセーターやカーディガンを重ねる着方。先月のコラム(アーカイブで見られます)でも、ジャケットの中は、ノースリーブのハイネック×長袖ウールポロニットの重ね着です。素材の違いや色のトーンの重ね方で新しい「似合う」が見つかって楽しいです!でも、ニット×ニットをやってみるとやはり難しいところもあり、サイズ感も大事で、タイトなものにタイトなものを重ねると物理的に腕が上げにくかったり、着ぶくれして見えたりするので気を付けています。

 最近はシアー素材のニットもトレンドです。ニットの下にあえて別の色のトップスを着て透けさせるのも奥行き感があって素敵です。これからの季節には、春夏物の薄手のシルク素材のハイネックにセーターを重ねて、首元と手首だけ色味をちらりとのぞかせるスタイルもいいなと思っています。ダスティブルーやテラコッタ、鮮やかなグリーンなど、冬から春への橋渡しシーズンに、コーディネートのポイントが作れそうです。

 「ニットは毛玉になったり穴が開いたりしたら二軍選手として家回り用に。もっと古びたら畳んでワンちゃんのお布団やお洋服に。最後の最後まで活躍してもらいます」(IKUEさん)。長年愛用のセリーヌの薄手のタートルにメゾンキツネのカーディガンをレイヤー。ウールパンツは、オーダーメイドのスーツ、コート、ニットなどを手がけるANSNAM(アンスナム)で。

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、5,600人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000