#N007 介護中で実用的な服ばかり。 着ていく所もなく、おしゃれのモチベーションが上がりません。


 今回も相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

 慌ただしい日々をお過ごしの方も多いと思いますが、心の潤いケアのためにも、好きな服と過ごす時間を大切にしてくださいね。少し早いですがメリークリスマス!


【お悩み】 若い頃は、セレクトショップなどでイタリアやフランス製の洋服を買ってお洒落をすることが大好きでしたが、親の介護があったり、体型が変わったりで、今は実用的なファストファッションばかりになってしまいました。自分なりに楽しんでいるつもりですが、もう一度ハイクラスなファッションを試したい思いもあります。ただ、着ていく所も特に無いし…と思うと、今ひとつモチベーションが上がりません。どこから手をつけたら良いでしょうか。(70代)

 私は相談者さんと同世代ですが、周りを見ても、ご家族の介護や看病をされている方は多いですね。大変なお仕事ですし、動きやすい服になるのは当然だと思います。

 お洋服の色や模様はどうですか。

 もしシンプルで地味な色ばかりなら、介護される方も見て楽しくなるような、明るい色や楽しい柄を着てみてはいかがでしょう。

 色なら、オレンジやイエロー、ピンクといったビタミンカラーを。柄は、お花や動物、水玉などの楽しく好きなものを。「あら〜今日はきれいな色を着ているわね」「可愛いうさぎ柄!」と会話がはずんで、いつもと違った楽しいひと時が過ごせると思います。

 せっかくおしゃれをしても来て行く場所がない___相談者さんに限らず、よく聞くお悩みですが、来て行く場所は自ら作りましょうよ!

 まずは近しい方と、お茶だけでも、ランチだけでも、いつものファストフッションから着替えてお出かけしましょう。上着を着替え、外を歩くだけでも気分は変わります。介護中は誘いづらいと思われているかもしれませんから、相談者さんの方から声をかけてみてください。

 「近所でお茶するために着替えるの?面倒くさい」なんて思ってはダメですよ。そういう小さなところから変えていかないと、いつまで経っても変わりませんからね。

 介護の合間ちょっと食材を買い出しに行く時でも、自分のおしゃれを楽しもうとすること。気持ちを切り替え、「心が楽しむ時間」を作ることが大切です。それは、自分の身体や心を守ることにもつながりますから。

 昔買った服は、サイズを直したり、リメイクしたりして復活させましょう。大好きで集めた服を捨てるのはもったいないし、心が痛みます。お持ちのブランド品を活かす方法は色々あるはずですから、それを考えてみてください。思い出が蘇ったり、アイディアが閃いたりして、なんだかウキウキしてきませんか。

 小さな工夫でいいので、毎日のおしゃれに変化を起こしていってください。そうしているうちに、自然とモチベーションが上がっているはずです。



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