【2月】お疲れモードの日、何を着る?今日の私はたまたま少し疲れぎみ(笑)。ビシッと決める系の服を素通りし、手に取っていたのはオーラリーのカシミアニットの上下セットアップでした。ふんわりリラックスした着心地を求めているんですね。ファッションに関わる仕事を始めて、一日の中で服のことを考える時間は劇的に増えました。でも、服って絶対の正解はないし、自分自身、1日の中でも整合性が取れない時もあります。男性のフラットさに比べて、女性は月の周期もあって、生理前にはナッツとかチョコレートみたいなジャンクが食べたいとか、妊娠すると特定の食べ物を欲したりもする。意志とは違うところで気持ちも身体も変化するのですから、服選びももっと自由と振れ幅があっていいのかも、なんて思ったりします。もとも...2025.02.11 06:00ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【1月】おすすめ! 迷った時のファッション自己分析皆さま遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。ときめきを大切に、2025年も私らしいオタク目線で話題をお届けししていきたいと思います。さて、年の初めはちょっと趣向を変えて、「ファッション自己分析のススメ」です。というのも、周りの友人から最近よく耳にするのが、「歳を重ねて似合うものがなくなってきた。自分が何が好きか、何を選べば良いか分からずお買い物や毎日のお洋服選びが楽しめない…」と。私自身同じ悩みを感じることがあります。そんな時は漠然とクローゼットやお店で粘るよりも、今一度自分の気持ちを見直すほうが答えが見えてくるのでは。私自身もクエスチョンに答えてみました(もちろん、正解は人の数だけあると思い...2025.01.14 06:00ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【12月】寒暖差の悩み 私なりのライフハック今年一年、あっという間に過ぎました。日本はゴールデンウィークあたりからつい先月くらいまで暑さが居座って、一年の半分は夏になったような感じで、ファッションを心から楽しめる季節が短くなってしまいました。快適さばかりを求めて好きなスタイルを我慢してしまうのは、お買い物でも日々のコーディネートにおいても、マンネリ化してつまらないし、テンションもあがりません。かと言って、我慢は身体に毒。いかにして快適に、そして自分らしさを表現出来るスタイルを追求できるか考え続けた2024年でした。12月に入り、さすがに朝晩は真冬の寒さですが、昼間はぽかぽか陽気、そして電車内や室内はむっとするほど暑いというパターンが多く、一日じゅう快適に過ごすのは至難の技。例...2024.12.10 05:00ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【11月】アウター試着の強い味方先日西さんとお会いした時に「今年の冬のアウターはアレがほしい! 絶対買う! というより手持ちのコートが活躍しそうですね」という話になりました。自分の好きなテイストはシーズンごとにそこまで変わらないので。とはいえ、何かしら新鮮さはほしいので、私もアンテナは張るようにしています。気をつけたいのは、コートのような大物をはおってみると気持ちがハイになって、鏡の中に自分が見たいものだけを見てしまうこと。清水買いをした後で「ちょっと違ったかな」ということは私自身時々あります。そこで最近、似合っているかどうかを知る裏技として、着た時の写真をかならずスマホで撮っています。たとえば……。2024.11.12 05:00ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【10月】オタクならではのファッション錬金術?!ようやく街が秋の空気に包まれるて、重ね着やコーディネート本番の季節になってきました。皆さん「どうしよう、秋物買わなきゃ! 」とドキドキしている時期かもしれません。お買物はいつも楽しいけれど、最近、服の値段が驚くほど高い! もちろん1枚も買わないわけではないけれど、季節が変わるから買わなくては!と義務感にかられて、ワンシーズンごとに服を消費し続けるのも考えてしまいます。そこで私がひそかに実行しているのが、手持ちの服の組合せルーティンを変えて、今っぽい着こなしにすることです。思い切ってふだんしない組み合せで着てみると、服同士が化学反応を起こして「意外にいい!」となる瞬間があるんです。もちろん試行錯誤はあって、今日もコーデ決定までには着た...2024.10.08 04:11ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【9月】秋のテーマは〝コーディネートに奥行き感を″今週は最高気温が30度を下回る日もちらほら、私もようやく秋のおしゃれに心が向いてきました。友人とのランチの日、一気に気持ちを夏→秋に切り替えてくれるようなテラコッタ色のワントーングラデーションでコーディネートをしてみました。2024.09.10 05:00ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【8月】快適さを死守しながら、真夏も「おしゃれの気合」は持ち続けたい気温が体温を超えそうな日が続きますが、皆さんお元気でしょうか。暑すぎて、誘ってもらった時とジム以外は家にこもりがちな私です。ちなみに、友人と食事予定の日でもジムは休みません(髪型が乱れそうな種目はパスするなど、工夫してます・笑)。面白いのが、ジムの受付でトレーナーの方たちと顔を合わせると、「IKUEさん今日はオンですね」「今日はオフですね」とよくコメントされること。服やジュエリー、髪やメイクの違い以外に、〝姿勢が違う″のだそうです。お気に入りの服で気合が入っている日は、背筋が伸びているのかも? Tシャツにショートパンツで日焼け止めだけの時とは雰囲気も変わるのでしょうね。その日の意識で私が別人みたいに違って見えるとしたら、きっと誰しも...2024.08.13 07:00ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【7月】〝透け感″は涼しげドレスアップの救世主 〜アート系イベントへ参加〜こんにちは、梅雨明け前というのに、都内はすでに最高気温35℃を記録。そんななか、先日久しぶりにアート系のイベントに参加してきました。酷暑の夏日に見た目も自分自身も涼しげに、その場の雰囲気をイメージしてコーディネートを考えました。サイドに深くスリットの入った薄手のヘリンボーン生地のスリップドレスをセレクト。メンズライクな生地感とフェミニンな形が融合したお気に入りです。一枚だと露出が多いので、上に滑らかな質感のシアーなシャツを羽織りました。透け感のあるトップスは、肌を品よく隠してくれるだけでなく、ジリジリと照りつける直射日光やエアコンの冷気からも守ってくれ、今や私にとって不可欠なアイテム。上の3つだけボタンを留めて風や動作でふわっと動き...2024.07.09 03:47ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
【6月】街にとけ込む涼やかカジュアル今日は、コラム取材の後に春の表参道をウィンドウショッピング&散策。質感がふんわりしたポロシャツに、リバーシブルの麻ジャケット。ボトムスは、ゆるっとしたチノパンとバランスを取るため、スニーカーはポッテリとしたフォルムのニューバランス327シリーズを。それに同系色のキャップとサングラス。2024.06.11 05:27ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)
ファッションオタク部「コーデの裏側」/Ikue Sakai(2024)洋服が好き過ぎて、西ゆり子に弟子入りした自称“ファッションオタク"・Ikue Sakaiの部活「ファッションオタク部」。2024年は、毎月のコーデを紹介しながら、この組み合わせや着こなしに至った「考え方=コーデの裏側」を綴ります。みなさんの日々のオシャレの参考になれば嬉しいです!<筆者プロフィール>Ikue Sakai(ファッションオタク・スタイリストアシスタント)東京生まれ。幼少時からお洒落に対するあくなき探求心を保ち続けるファッションオタク。一度興味を持ったテーマは、納得いくまで調べ、実際に身に着け味わう。モットーは『洋服はとにかくたくさん試着する』。2021年よりスタイリストアシスタントに。(取材・構成:加藤ゆかり)2024.05.10 06:49ファッションオタク部「コーデの裏側」(2024)