今季のマイブームはオールブラックコーデ。以前はオリーブグリーンやマスタードカラーやグレージュなど、ニュアンスカラーを重ねる着こなしが定番で、選択肢を減らす為にあえて黒は買わずに避けていた時期もありました。でも2年前、ジルサンダーで黒のシアーなバンドカラーのシャツワンピースと出会ったことで意識がガラリと変わりました。
☝️ジルサンダーのシャツワンピース
全身黒は単調で地味な印象になりがちですが、同じ黒でも違う素材を重ねると表情が変わります。あとは地金系ジュエリーをプラスし、髪をグリースでオールバックにする事で艶感とモード感をプラス。自分にとって新鮮で、歳を重ねたからこその新たな黒との出会いでした。
色に限らずですが、自分なりの「テーマ」を決めると、漠然と服を選ぶよりも頭もスッキリしてコーディネートに時間もかからなくなります。どんな自分になりたいか想像し、意識してみましょう。
新たなスタイルを模索している方も多いと思いますが、最近私がハマっていて皆さんにもお勧めしたいのはモードブランドの最新コレクションをYouTubeでチェックすること。個人的なおすすめは、シャネル、ディオール、そしてボッテガ・ヴェネタ。今シーズンはデザイナー交代が相次ぎ、まるで地殻変動のようにそれぞれのブランドに新たな風が吹き込み、見ているだけで胸が高鳴ります。
ランウェイを眺めていると、改めて「服は人が着てこそ完成する」と感じます。着こなしやアクセサリーの使い方ひとつでも、お店でトルソーに着せられている服単体では味わえないトレンドの兆しをいち早く感じ取ることができます。会場も音楽もすべてが桁外れ、舞台芸術に負けないくらいの満足感がきっとファッションIQをUPさせてくれます。
COMOLIのニットワンピースに定番のCHANELのツィードジャケットでちょっと背筋が伸びるコーディネート。いっときツィードジャケットを使ったカジュアルコーデはデニム一色でしたが、今年はIラインのくるぶし丈ニットワンピースが新しさをくれます。ジャケットは15年ほど前のもの。服に愛着がありすぎて断捨離ができないタイプですが、ある年主役としてたくさん着ればその服は喜ぶかなと思い、すぐに着なくても手放しません。お金を使わず頭を使う、ではありませんが、手持ちの材料を工夫して今のバランスに整えるのは難しいながらも楽しい作業。足元は、変形ウエッジヒールのブーツ。
同じニットワンピに、薄手で軽いダークブラウンのウールジャケットを合わせ、カジュアルインテリな雰囲気で遊んでみました。ジャケットは20年以上前のマルジェラ期のエルメスですが、買った頃より今の自分のほうがしっくり来るような。靴はここ何年か愛用している厚底ローファー。
ニットワンピと同ブランドのテロンと柔らかなシルクジャケットを合わせて。きちんと見せつつ快適さも五つ星のコーデ。足元は厚底で歩きやすいジップアップブーツ。
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日 時: 2025年11月13日(木)20:00~21:00(60分)
形 式: オンライン授業(セミナー形式)
講 師: 山下 由(Stylist)
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