#S022 継続は力なり!カッコいいに磨きをかけよう


 こんにちは、西ゆり子です。今月は、昨年の6月からスタートした『着る学校』基礎編レッスンの最終回。これまで学んだ服の「バランス」「色」「素材」などの知識を活かして、自分が目指す「カッコいい女性」になることがおしゃれの最終目標であるというお話をしています。

 前回のスタイリングレッスンで、理想とする「カッコよさ」は人それぞれとお伝えしました。つまり、万人に共通の「カッコいい着こなし」というものは存在せず、100人いれば100通りの「カッコいい着こなし」があるというわけです。「この通りに着れば間違いない」と、全員に共通するお手本はありません。だからこそ、この10回で学んだ「バランス」「色」「素材」といった基礎知識をしっかり身に着けて、自分なりの「カッコいい着こなし」にきちんと応用していってほしいと思います。

 そして、今年度の最後にお伝えしたいのは、これまで学んだことをどんどん実践していってほしいということです。新しい服を買わなくても、手持ちの服で構いませんから、パンツの丈を変えてみるとか、シャツの袖をまくってみたり、今まで閉めていたボタンをはずして着てみたりとか――この着こなしは自分にはできない、この組み合わせは真似できないと感じても、とにかく1度チャレンジしてみることが大切です。今まで挑戦したことのない着こなしで外に出かけると、「今日の私、なんだかヘンかも」というドキドキ感が生まれます。でも、実はそのドキドキ感ってすごく楽しいことなんですね。さらに、その恰好でバッタリ知り合いに会い、「今日は、とっても素敵ね!」って言われたら、鬼に金棒、勇気百倍! そんな経験を1週間に1度でも続けていくと、自分が目指している「カッコよさ」もどんどん磨かれていくはずです。

 テーマレッスンに参加してくださった生徒さんたちを見ても、この10カ月間実践を続けてきた方は、どなたも驚くほど変化して、日々、成長しています。最初にレッスンに出席されたときの着こなしと現在の着こなしを比べた写真展を開きたいくらいです(笑)。カッコよくなったのはもちろんのこと、今のみなさんは服を着ることを心から楽しんで、服の力で一歩前に出て人生を謳歌していらっしゃる。レッスンの回を追うごとに、笑顔もどんどん増えました。その笑顔があれば、仕事に行くのも楽しいし、ご主人とデートするのも楽しめるでしょう。

 教える側である私も、こんなに楽しいとは思ってもいませんでした。みなさんの成長ぶりが、まるで我が子を育てているように嬉しいです。私たちスタイリストは、自分が選んだ服が、女優さんやタレントさんにピッタリ似合ったときに疲れが吹っ飛ぶものですが、『着る学校』ではそれ以上の喜びを感じます。だって、服を変えることで、その人の生き方自体が変わり、表情まで変わるから。それこそ校長冥利に尽きるというものです。

 繰り返しになりますが、学んだ知識を実践することを、ぜひ続けていってください。継続は力なり! 学ぶということは前に進むということですから、歩みを止めてはいけません。4月からは新学期がスタートします。みなさんと一緒にワクワクしながら、着ることの意味や楽しさをもっと追求していきたいと思っています。女学生の頃の気分に戻って、これからも私と楽しく学んでいきましょう!

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

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