#S027 テーマレッスンを終えて【Mさん篇】


 こんにちは、西ゆり子です。ゴールデンウィークは、いかが過ごされましたか? 暑くもなく、寒くもなく、5月は1年中で最も快適に過ごせるシーズン。これまでトライしたいと思っていた着こなしに挑戦するにも絶好の季節です。そんなみなさんのヒントになるように、今月は、昨年度のテーマレッスンに参加してくださった生徒さんたちとのレッスン内容をご紹介していきます。

 ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、テーマレッスンでは、対面授業を受けていただいた後の1カ月間、ご自分の着こなしを自撮りしてチャットルームに投稿してもらい、その画像を見ながら私がコメントしたり、アドバイスを差し上げるフォローレッスンが受けられます。このレッスンに参加してくださった生徒さんたちの中から、変身ぶりがとくに印象に残った方をご紹介していきましょう。

◎Mさん(50代・神奈川県)

 昨年、行った10回のテーマレッスンすべてに参加してくださった皆勤賞のMさんは、そもそも「自分の好み」がはっきりしている方。好きなのはマーガレットハウエルやマッキントッシュといったオーソドックスなブランドの服。キーワードは「かわいい」で、10年後に目指しているのも「かわいいおばあちゃん」ということでした。

 「好きな服を着ている」のはとてもいいことなのですが、初めの頃は、どうにもバランスが微妙でした。綿のブラウスの上に薄手のカーディガンを巻いたり、トップスもビッグ、ボトムスもビッグという、決して太っていないのに太って見えてしまうようなコーディネートが目立ちました。手持ちの好きな服をバランスよく着ることに悩んでいた時期もありましたが、レッスンで学んだスタイリングの基礎知識を使って、少しずつ変わっていきました。とくに、「ウエストをマークしてみましょう」とアドバイスしたところ、「バランス」の授業で学んだ知識を元にご自分で工夫して、ニットのトップスやベストをボトムスにインして着るように。そこから、がらっと着こなしがスッキリしていきました。

 また、主なワードローブだったベージュ、カーキ、黒などの服に「色をプラスしてみましょう」と伝えたところ、帽子を愛用していた他の生徒さんに刺激され、カラフルなベレー帽やソックスで、小さいところから積極的に色にチャレンジ。ポイントカラーを上手に取り入れられるようになったので、着こなしにもメリハリがつくようになりました。

 自分の好みがブレないことが裏目に出てしまい、他の生徒さんたちのおしゃれがどんどん変わっていく中で、「私はぜんぜん変わっていない…」と悩んでいらした時期もあったよう。でも、「バランス」や「色」の知識を応用するコツをつかんでからは絶好調! 「似合わないから」と、それまで封印していたデニムのパンツやタイトスカートも余裕で着こなせるようになり、今ではすっかり「Mさんスタイル」を楽しんでいる。その見事なまでの変身ぶりに、私も大満足しています。

<生徒の声・Mさん>

 子育てがひと段落ついて自分の時間が持てた時に、ふと自分のおしゃれについて思ったんです。
もともと洋服が好きだったのに、今は着ることが楽しくない。マンネリ気味で、気持ちが盛り上がっていかない感じ。そんな時に出会ったのが「着る学校」でした。

 私は、第1回のレッスンからすべての回に参加しました。レッスンを受けた感想は「とにかく楽しかった」。授業で基礎を学んだ後、クラスのチャットルームに自撮りした全身写真を投稿してアドバイスを受ける「フォローレッスン」があるのですが、それがとても楽しくて、どんどん学びたいと思ったのです。

 最初の頃は自撮りするのも、投稿するのも恥ずかしい気持ちもあったけど、先生が一人ひとりの良いところを引き出してくれてみんなが素敵になっていくので、投稿しないのはもったないない!と、積極的に投稿するようになりました。

 自分の写真は全部残してありますが、今見返すと、私、成長しましたね(笑)。

 最近、娘にも「雰囲気が変わった」と言われましたが、レッスン期間中に服はほとんど買っていません。新しく購入したのは、赤いニットとカーディガン、靴下ぐらいで、あとは手持ちの服。それでも印象が変わったのは、「着方」が変わったからだと思います。

 それまで体型を隠すことばかり考えていたのですが、先生から「ウエストマークを意識して」とアドバイスをもらい、トップスをインしたり、タイトスカートを履いてみたり、自分なりに考えて着ていくうちに自分らしいスタイルが整ってきたように思います。

 断捨離をしていたので持っている服の数はそれほど多くないですし、レッスン前と服もあまり変わらないのに、今は新しい組み合わせが閃くこともあり、コーデの幅がぐっと広がりました。欲しいアイテムがはっきりして、買い物の仕方も変わりました。何より毎日気分に合った服を選べるようになり、おしゃれに自信がつきました。

 今は着ることがとても楽しいです。大袈裟かもしれないけど、着る学校は、ファッションも生き方も、私の人生を大きく変えてくれたと思っています。

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

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