#S001 夏のおしゃれのポイントは「快適さ」と「きちんと感」


 こんにちは、西ゆり子です。みなさんがこのコラムを読んでいる頃は、多分、梅雨入りの頃ですよね。でも、ファッションの世界ではすでに夏モード! そこで、今回は夏のおしゃれの心得をお話ししましょう。

 夏に限らず、どんな季節でも、私がおしゃれに欠かせないと考えているのは「快適さ」と「きちんと感」。

 ひと昔前、「おしゃれは暑くて、寒くて、辛いもの」と言われたこともありました。でも、私に言わせれば、たとえどんなに素敵でも、着ていて快適でない服や靴は、あなたを幸せにはしてくれません。無理は禁物! 素材も、デザインも、身に着けたときに快適で、心地いいものを選びましょう。

 ただでさえ暑い夏はことさら「快適さ」が重要です。そのために、一番気を遣ってほしいのが、実は下着なんですね。

 私のおすすめはシルクです。なぜかと言えば、夏はコットンの服を着ることが多いので、コットンの服の中にコットンの下着を着ていると、上に着ている服と下着が、汗でベタッとくっついて動かなくなってしまうから。そのせいで服にシワが寄って美しくない。おまけに、肌にもベタベタくっつくので、とっても不快。その点、シルクやシルクニットの下着なら、いくら汗をかいてもサラサラ動くので快適に過ごせます。Tシャツやブラウスの下に、キャミソールやタンクトップを着る方は、ぜひシルク素材のものを選びましょう。

 もうひとつ、忘れてはならないのが「きちんと感」。真夏は気温が30度を超える日も多いので、つい風通しのいいルーズなデザインの服を選びがち。でも、肌や髪にツヤとハリがある10代、20代の方ならいいけれど、大人の女性がルーズなデザインの服を着ると、どうしてもだらしなく見えてしまいます。

 とくに、夏の主役であるワンピースは、ぜひ、「きちんと感」のあるデザインのものを着てください。ここ数年、足首まで丈のあるビッグな テントライン のワンピースが流行っていますけど、このデザインが似合うのは若い人だけ! 大人の女性はウエストマークのコンサバなデザインか、膝下丈のストンとした コクーンシルエット のものがおすすめです。このタイプのワンピースが、女性の体のラインを一番きれいに見せてくれるんですね。

 こうしたデザインのワンピースを買おうと思ったら、ラルフローレン、ブルックスブラザース、トミーヒルフィガー など、オーソドックスなデザインが定番のブランドに探しに行きましょう。暑い夏だからこそ、他人の目から見てもスッキリと涼しげなデザインの服を身に着けて。それが、大人のおしゃれというものです。

 だらしなく見えがちな夏だからこそ、ヘアスタイルも「きちんと感」を忘れずに。とくに、ロングの方はひとつにまとめるか、アップにしましょう。ヘアスタイルもファッションの大切な要素であることを忘れずに。髪さえスッキリ整えていれば、どんなデザインの服を着てもきちんと見える効果もあります。

着る学校(校長・西ゆり子)

着る学校は、「スタイリング=着る力」を学ぶコミュニティ(登録無料)。『着るを楽しむ!着る力が身につく!』をコンセプトに、様々なレッスンを通じて、おしゃれの知識や情報を知ることができます。現在、6,000人以上の女性が登録。洋服を楽しむのに年齢は関係ありません。人生100年時代、私たちと一緒におしゃれをもっと!もっと!!楽しみましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000